● 分類:イネ科チカラシバ属 非耐寒性多年草 ● 学名:Pennisetum setaceum ‘Rubrum’ ● 英名:purple fountain grass ● 原産地:南アフリカ
赤銅色の葉に赤銅色の長い穂が美しく、他のカラーリーフと組み合わせて秋の風情を演出するのにとても素敵なグラスです。草丈は1mくらいになり、風にそよそよなびく姿が美しく、英名の「ファウンテン」は文字通り噴水のことです。一味違ったガーデンづくりに、グラス類も上手に使うと良いですね。 花期は7月〜11月です。小さな苗の内は緑色が強いですが、生長してくると赤銅色になっていきます。夏に色の抜けるグラスもありますが、これは色抜けしません。 耐寒性は弱いですが、耐暑性は強いです。
日当たりがよく、水はけのよい場所、用土に植えて下さい。 日当たりが悪いときれいな銅葉が出ません。
用土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをして下さい。 冬の休眠中は極力乾燥させて、月1〜2回くらいの水やりとし、根を冷やさないことが大事です。
生育期には、時々追肥をして下さい。
株分け
耐寒温度は0℃くらいまでで、霜に当たると枯れてしまいます。暖地で霜や雪の直接当たらないところなら屋外で越冬します。露地なら冬に刈り込んで霜よけが必要です。越冬は難しいといわれていますが、水を切らすことで生き延びるともいわれています。気温が10℃を割ったら水遣りは控えめにし、真冬は2週間〜1ヶ月に1回程度、晴れた日の日中に水遣りをし、夜間になるまでに、鉢の水分が乾くようにして、けっして凍らせないようにします。鉢のサイズは7号程度が良いようです。欲張って大株で冬越しさせようと、大きな鉢にしますと乾きが遅くなり失敗します。
大株のものは9月下旬までに株割りをします。温度が低くなるとダメージ大きくて冬越しが大変になります。小株にしたものを鉢植えにして室内に取り込んだ方が安全です。植え替えは4月ごろ行います。