●分類:メギ科ナンテン属 常緑低木
●学名:Nandina domestica
●原産地:中国原産。日本では西日本、四国、九州に自生
●開花期:5〜6月
●果実観賞期:11〜2月
●耐寒性:強い
●日照:日なた〜明るい日陰
ナンテンの音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、
縁起の良い木とされ、また、厄よけとして古くから庭に植えられてきました。
高さは2mくらいで、幹の先端にだけ葉が集まって付き、葉は革質で深い緑色、ややつやがあります。
初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小さな球形の果実をつけます。
最近は斑入りのものやカラーリーフとして利用されるものなど新しい品種が出来ています。
キンシナンテン(N.d. var.capillaris)
葉が細く糸状になる品種、高さが低く成長が遅いです。
シロナンテン(N.d. var.leucocarpa)
別名シロミナンテン。果実は成熟しても赤くならず、やや黄味を帯びた白色の品種。
オタフクナンテン
矮性種で丈が低く、葉は広く円く、色彩は紅・橙・黄などの葉が交じって美しく、冬花壇に最適な品種。グラウンドカバーとしても利用され、場所もとらないので、植え込みや庭木として広く植えられています。
ナンテン・レモンライム
緑葉や赤葉のものが一般的なナンテンに初のイエローリーフ。明るい黄色の新葉は、葉の生育時期の間はさわやかな黄色〜ライムグリーンの色となり、成熟した葉は濃緑色へと変化していきます。実はつかず、カラーリーフとして葉色を生かした庭づくりにおすすめの新品種です。節間が非常に短くコンパクトな性質で、成長しても1mにも満たないので寄せ植えや鉢植えにも向きます。アメリカで育成。
ナンテン・トワイライト
斑入りのナンテン。冬はピンクに紅葉するので、夏とは違った様子になります。アメリカで育種。
ナンテン・フルート
黒葉がきれいな高さ30〜40pのコンパクトタイプの新品種。
ナンテン・オブセス
高さ60〜70pのコンパクトタイプの新品種。新芽や若葉が赤く、秋にも紅葉して一年を通して楽しめます。
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