●分類:ヒユ科ケイトウ属 非耐寒性 春まき一年草
●学名:Celosia argentea
●英名:Cockscomb
●原産地:インド、熱帯アジア
●開花期:7〜11月
茎の上につく花穂が、雄鶏(オンドリ)の赤いトサカと似ていることで、鶏頭と呼ばれます。
学名の属名セロシア(Celosia)はギリシャ語のケレオス「keleos」に由来し、「燃える」という意味があり、「花の色や形が燃えるよう」に見えることから付けられたようです。
花色は、赤色・オレンジ色・ピンク色・黄色など様々ありますが、みな鮮やかな色合いをしています。
但し、花に見えるのは茎が変化したもので、ケイトウの「本物の花」は派手な茎の下に小さく隠れるようについていて開花します。
品種は多くあり、古くからあるトサカケイトウ(Celosia argentea var. cristata)は花穂の先端が平たく帯状や扇状に大きく広がり、これがよく目立つのが大きな特徴です。
クルメケイトウ 〔久留米鶏頭〕はトサカケイトウの系列で、花穂が丸く発達したもので、毛毬状(ケマリジョウ)の花穂と色や形がすばらしく、人気があります。
ウモウケイトウ 〔羽毛鶏頭〕(Celosia argentea var. plumosa) は花冠が細かく分岐して紐状になり、炎のような形状をしていて羽毛のようなので、こう呼ばれています。
ヤリゲイトウ 〔槍鶏頭〕は花穂がヤリのように突き出ていて、円錐形をしていることからキャンドルタイプともいわれます。また、全体が球形となっているものを、特に「玉ゲイトウ」と呼んでいます。
ノゲイトウ(Celosia argentea var. argentea) はヤリゲイトウに似たタイプのもので、本州西部以南に帰化して自生しています。
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