地中海東部からその周辺の島に自生する原種、ペルシカム(Cyclamen perusicum)から改良された園芸品種です。原生地は典型的な地中海性気候で、冬は温暖で雨が多く、夏は乾燥します。日本とはまるで逆です。しかし、品種改良が積み重ねられ、日本の気候条件に適した品種が作られ、冬には毎年欠かせない人気鉢花となっています。
花の形をかがり火にたとえてカガリビバナと呼ばれたり、球根の形からブタノマンジュウともよばれます。花色も赤、紫、ピンク、白など様々なものがでていますし、花の形もふちが波打ってフリル状になったものもあります。また、葉にもさまざまな模様や色合いがあり、観賞価値が高いです。上手に夏越しさえできれば2〜3年は花が楽しめます。 |