● 分類:クマツヅラ科ハマゴウ属 落葉低木 ● 学名:Vitex agunus-castus ● 英名:chaste tree ● 原産地:地中海〜西アジア ● 開花期:7〜9月 ● 花色:薄紫、青、白
古くから栽培されるニンジンボク(Vitex cannabifolia)は中国原産で、葉の形がチョウセンニンジン(Panax ginseng)に似るので、この名があります。セイヨウニンジンボクは、原産地が地中海沿岸地方で、ニンジンボクの葉の形に似て、小葉が5〜7個の掌状複葉なのでこの名がつけられています。盛夏期、花が少なくなる時期に涼しげな薄青紫色の花を円錐状に咲かせる花木です。花穂が次々と咲くため開花期が長く、白花もあります。
7月頃蕾のついた株が出回りますので、これを購入します。暑い時期なので庭へ植付けは花が終わって秋になってからが良いです。
日当たりの良い場所を好みます。
肥料はあまりいりません。
新梢に花芽がつきますので、切り戻すとまた花が咲きます。 コンパクトにしたいときには横へ伸びる枝を冬に剪定し樹形を整えます。
特にありません。
全体にかすかな芳香があるので香料として用いられるほか、月経不順や不妊など女性ホルモンを整える薬用としても古くから利用されています。セイヨウニンジンボクの乾燥した果実は、薬用にしたり、コショウの代用に用いられたこともありました。現在では、健康食品やハーブティーに利用され、世界各地で栽培されています。